2022.05.26
《チョウザメ、発見!》日本全国で目撃!なぜ?
昨年ごろから、日本の各地において、チョウザメの目撃例がニュースで報道されています。先日も琵琶湖において、体長が約1mに成長したチョウザメが捕獲されました。チョウザメは、現代の日本国内では生息していないはずなのですが、いったい、何がおきているのでしょう。
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滋賀県草津市にある「滋賀県立琵琶湖博物館」の学芸員の方の話によると、
「琵琶湖 の漁師さんから、チョウザメ が獲れたと連絡があり、現場に急行してきました!1メートルはあろうかという個体でした。」
同館としては、チョウザメが持ち込まれるのは5例目で、養殖品種として出回っているベステルチョウザメである可能性が高いということです。

真相は謎なので一概には言えませんが、“養殖場”から逃げたのでは?という説や、“観賞用”として飼っていたチョウザメが成長し手に負えなくなり放流したのでは?など言われています。チョウザメは、1mに成長するのに5年から6年ほどかかります。更に長く飼育していくと2mを超えることもあります。飼育される方は、その辺りをよく理解したうえで責任をもって飼っていただきたいものです。

昨年は、チョウザメも養殖が盛んな宮崎県において、市内を流れる大淀川でチョウザメが目撃されました。この件に関しては、台風の影響で養殖場から逃げたのではと言われていますが、近隣のチョウザメ養殖業者は否定しています。養殖業者は、生簀をネットで覆うことでチョウザメの流出を防いでいます。しかし、想定外の強烈な台風がきた場合など、各養殖業者によって想定の度合いは様々なのが現状です。

観賞用としても、養殖場から逃げ出したにしても、今後は行政も何らかの策を考えていくことでしょう。養殖場においては、台風によるチョウザメの流出を防ぐマニュアル作成が急務です。また、観賞用として飼う場合には、飼い主の意識が大切だと考えます。安易に放流してしまうと生態系にも影響します。
生命と自然の調和。caviar_PRINCESS TOYOTAMAの願いがここにあります。
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