「焼酎はどんな料理にも合うお酒」とよく言われます。とはいえ、本格焼酎にはいろいろな種類があり、どれも個性的。せっかくなのでキャビアに合う焼酎を選びたいところ。

今回は、宮崎県内の酒蔵「神楽酒造」さん、「井上酒造」さん、にご協力いただき、「本格焼酎と宮崎産キャビア“PRINCESS TOYOTAMA”のマリアージュ（試食・座談会）」を開催しました。ここではその研究結果をご紹介します。

宮崎産キャビアと本格焼酎のマリアージュ

宮崎産キャビア“PRINCESS TOYOTAMA”こと♡トヨタマ姫♡とお見合いしていただく、個性豊かな焼酎王子たち。本日のラインアップはこちらです。

米焼酎・・・「鬼ころし（井上酒造）」
麦焼酎・・・「長期貯蔵酒ひむかのくろうま（神楽酒造）」、「大金持（井上酒造）」
芋焼酎・・・「飫肥杉（井上酒造）」

米焼酎はさわやかタイプ

本格焼酎のなかでも米焼酎は、日本酒のような吟醸香を持ち合わせつつ日本酒よりもあっさりとしていて、魚料理との相性がとても良いとされています。

外国では、キャビアにはウォッカを合わせます。それは、アルコールでキャビアの香りをマスキングする、という食べ方が伝統的なためです。米焼酎は、お刺身などに合わせるならロックやストレートよりも水割りにした方が相性は良いそうです。今回は、キャビアとのマリアージュということで、濃厚な味わいを楽しむため生（き）で合わせました。

米焼酎とキャビアのマリアージュ

米焼酎は、米の甘味とうまみ、フルーティーな香りが特徴です。キャビアのとろりとした味わいを、米焼酎のまろやかなコクで包み込み、魚卵独特のクセを打ち消すという見事なマリアージュが生まれました。新鮮なキャビアとの相性は抜群です、ぜひ機会があれば試してみてください。

麦焼酎は個性派タイプ

麦焼酎は、芋焼酎よりもライトな飲み口で、麦の香ばしい香りとキレのよさが特徴です。和食はもちろん、洋食や中華などこってりとした味付けからさっぱりとした料理まで、幅広くマッチします。

長期貯蔵の麦焼酎はキャビアと合う

麦焼酎の中でも“長期貯蔵酒”は、麦焼酎のまろやかさと樽貯蔵の芳醇な香りを絶妙なバランスでブレンドした麦焼酎です。チーズやカルパッチョなど前菜との相性が抜群なので、スモークサーモンにキャビアを添えて合わせてみたいお酒です。今回は、キャビアと麦の香りが融合し、後を引くマリアージュが生まれました。キャビアのクセを和らげるにはソーダ割りがおすすめです。

今回、一般的な麦焼酎とキャビアでは残念ながらマリアージュは生まれませんでしたが、合わせる料理しだいでは面白いかもしれません。

芋焼酎は包容力があるタイプ

本格焼酎の定番といえば、芋焼酎。芋焼酎は、甘い香りと濃厚な味わいが特徴です。芋焼酎が育まれた南九州地方では、濃い味つけの料理が好まれます。あっさりとした料理にも合いますが、濃い味の煮物や揚げ物との相性はさらに抜群です。

芋焼酎とキャビアは好みが分かれる

キャビアと芋焼酎では、キャビアの生臭さが残ってしまうという結果に。残念ながらマリアージュは生まれませんでしたが、クセのあるものが好き、という方には意外と有りかもしれません。

至福のマリアージュをあなたへ

さまざまな焼酎とキャビアのマリアージュをご紹介してきました。ひとくちに焼酎といっても、これだけのバリエーションがあり、「これがマリアージュか～！」という驚きと発見がありました。

キャビアと焼酎との相性は、芋・麦・米など原料によって大きく変わることが分かりました。ぜひ、マリアージュの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。宮崎産キャビアPRINCESS TOYOTAMAを通してみなさまに、至福のご縁が生まれますように。

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