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《なぜキャビアは高価なのか?》そこには深いワケが part Ⅰ

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皆さんはキャビアに関して「値段が高い!」というイメージを持たれていませんか?”世界三大珍味”であり高級食材のキャビア。高級であるがゆえに高いワケですが、では何故、高級なのか。今回は養殖キャビアに絞って”なぜ、キャビアは高い?”という考察です。

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昨今では国産キャビアも増えて、百貨店や高級食材を扱うスーパーマーケットでも様々なブランドのキャビアが販売されています。その容器は小さのに結構なお値段がします。その理由は『手間と時間』です。キャビアの親であるチョウザメは稚魚から養殖は始まります。当然ながらキャビアは雌のチョウザメから採卵されるのですが、ナント!?稚魚の段階から約3年が経過しないと雌雄の区別ができないのです。しかも場合によっては、その年の稚魚がすべて雄だった!なんてこともありえるのです。この間の3年という月日にも、エサ代などの経費は掛かるのです。

チョウザメの稚魚を雌雄が識別できるまでの約3年、諸経費を掛けながらチョウザメを大切に育てていくのですが、更に7年~10年という長い歳月を要して初めてキャビアの採卵まで漕ぎつけれるのです。また、チョウザメは大変、デリケートな魚なので育成にも相当な手間を必要とします。

キャビアの高級たる所以、そして価格が高い理由をご理解いただけましたでしょうか。皆さんに、その背景を知っていただくことは大切だと考えています。知れば知るほど興味深いモノになるかもしれません。

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